EDITION PRESS STUDIO(北川健次 主宰)から新企画のお知らせ

作品を通して結ばれる、作家とコレクターとの関係には、もともと精神性の高みを持った豊かな至上性があります。しかし美術の分野では構造的にポピュラリティーを欠いた、東京のみを発信の中心とする一局集中的なものがあり、現実には、作品を通しての作家とコレクターとの出会いは限られておりました。新作を実際に見て,希望する作品をコレクションしたくても会場が遠いためにリアルタイムで見に行けない、或いは展覧会の情報が入って来ない………。そのような意見が数多く私の元へ寄せられるようになったのは、今から15年以上前になります。そして、それらの方々の意見に応えられる〈形〉の可能性を模索した結果、旧態然とした構造に一石を投ずるべく、斬新さと独自な批評性を併せた出版企画や版画集制作の新たな地平を求めて、EDITION PRESS STUDIO(エディション・プレス・スタジオ)を1997年に立ち上げました。以来、下記のような企画制作を経て現在に至っております。

1997年 今までになかった詩画集の新しい〈形〉として、詩人・高柳誠、美術家・小林健二、建石修志、そして北川健次による三分冊の詩画集の刊行を企画。発行・書肆山田/装幀・菊地信義による詩画集を刊行。(同年にこの詩画集は島崎藤村記念歴程賞を受賞。)
2001年 北川健次銅版画集『サン・ミケーレの計測される翼』刊行
2003年 北川健次銅版画集『ローマにおける僅か七ミリの受難』刊行
2004年 北川健次銅版画集『反対称・鏡・蝶番---夢の通路VERO-DODATを通り 抜ける試み』刊行
2006年 北川健次銅版画集『黄金律 ー NANTESに降る七月の雨』刊行
2007年 北川健次銅版画集『Element ー 回廊を逃れゆくアポロニスの円』刊行
2008年 北川健次銅版画集『鏡面の詩学 ー ジョン・フレミングの仮縫いされた肖像』刊行

以上から成る六作の銅版画集は、全ての工程(企画・版画制作・刷り・タトウ制作etc)をEDITION PRESS STUDIOが行い、東京・名古屋・京都・富山・香川・熊本、及びその他の各ギャラリーの御理解と御協力を得て版画集刊行記念展として展開。版画の複数性と出版の原理を併せたこの企画は好評を博し、版画集の日本語版は、全て完売となり既に絶版となっております。

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作品のある風景

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