『最大規模の個展が始まった』

22日から日本橋高島屋本店6Fにある美術画廊Xで、今回で連続六回目となる私の個展『Stresaの組鐘 ― 偏角31度の見えない螺旋に沿って』が始まった。開催前日の展示の時は激しい雨であったが、その中をぬって早くもコレクターの方が来られ作品の購入予約をされていった。実際にコレクションしていくという行為もまた創造行為であり、それが作品への直な批評でもあるというのは、作り手の私の実感から来る考えであるが、その意味でも本当に有り難いことだと思う。

 

個展初日も激しい雨であったが、それでも多くの方々が来場され、初日だけで十点以上の作品がコレクションされていく事となった。今回の出品総数は89点。個展としては今までにない規模の点数である。今回の個展の原点となった、五月のイタリアを巡る旅は、私のイマジネーションを激しく揺さぶってくれた収穫の多い旅であった。今回はオブジェだけでも20点以上の出品作品を作り出し、その制作は展示日の前夜遅くまで続いたのであった。会期は11月10日迄で、個展は始まったばかり。私は毎日会場に在廊の予定であるが、また新しい、面白い出会いが待っているように思われる。今回の個展はぜひご覧頂きたい見応えのある内容になっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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