731部隊、帝銀事件、平沢貞通

『731の悪い夢』

……前回のブログから2週間が過ぎた。その間にドイツや韓国は、国のリ―ダ―達の迅速な戦術と確かな指導力によって医療体制に余裕が出て来ているようである。一方の日本はと云えば、ご存じのように政府首脳のあきれ果てた後手後手の失策、更には無策と、「船頭多くして舟山に上る」の言葉の通り指導者の陣頭指揮のまずさ故に、今や緩やかに沈み行く「泥の舟」と化している感がある。日本では、2月から10日単位で死者の数を見ると、不気味な右肩上がりで確実に増え続けているのが現状である。終息からは遥かに遠く、危機は更に増していると思った方が確かなようである。

 

 

 

……さてここに来て、今回の新型コロナウィルスの感染源を武漢の市場から出たコウモリでなく、武漢のウィルス研究所から漏れた可能性があるという説が俄に再浮上している。しかし、これを率先して言っているのがアメリカのトランプ大統領だから、世間は「どうせ近づいた大統領選挙の為の発言だろう」「トランプの発言は当てにならない」と流す傾向があるが、もしこれが先のオバマや、かつてのケネディ辺りが言ったとしたらどうだろう。もう少し真顔で、世界の眼は武漢のウィルス研究所発生源説に注視するかと思われる。研究所側は必死で否定しているが、新型コロナウィルスの発症者の第一号は研究所の職員から出たという説があり、また武漢の市場ではそもそも食料とするコウモリはいないという説、……武漢ウィルス研究所のセキュリティ―管理の甘さからかつて2度、危険な失態があり、アメリカやイギリスから危険性を度々指摘されていたと書かれたワシントン・ポストなどの記事を読むと、あながち根拠のない説と一掃するのは如何かと思われる。

 

 

 

 

……ウィルス研究とは、様々なウィルス発症に対抗する研究である一方、もう一方では人類を破滅へと導く兵器開発にもなりえる。……かつて第二次世界大戦期に日本陸軍に存在した731部隊(関東軍防疫給水部本部……生きた人体による実験細菌兵器の開発を行った日本軍の秘密部隊)がそうであったように。この731部隊に関しては、膨大な記述を要する故にとてもブログでは書ききれないので、もし興味のある方は、森村誠一『悪魔の飽食』松本清張『小説帝銀事件』、読売新聞にかつて掲載されたGHQ帝銀事件に関する秘密文書公開(この記事によって、犯人とされた平沢貞通でなく、実際の真犯人はかつて731部隊にいた人物の単独犯説へと大きく傾いていく)、これらを時系列順に沿って読まれる事をぜひお薦めしたい。(忙しい方はネット検索でもある程度の事が見えてくる)……上記の2冊は731部隊をキ―ワ―ドとして一本の線で不気味に繋がっており、後のベトナム戦争時における枯葉剤作戦へと拡がっていくのである。……とまれ「事実は小説よりも奇なり」であり、このかつての事実を知ると、安易な性善説などぶっ飛んでしまう事、必定である。今回のブログの結論になるが、今年の3月にアメリカの研究チ―ムが発表したゲノム研究の結果によると、いま感染を拡げている新型コロナウィルスには遺伝子操作が成された足跡は見つからなかった由。つまり、人為的にウィルスが造られたのではない一つの証となり、武漢の市場なり、ウィルス研究所なり、何れかの場所から自然発生した可能性が大となるが、もし人為的な遺伝子操作があったとしたら、実はこれが恐ろしい。つまり、極めて残虐にして悪魔に魂を売った、帝銀事件の真犯人の如き知的怪物の不気味な影が見えてくるのである。ここから先は、かつては映画や小説の近未来的な想像の域であったが、それが現実のものとなる不気味な可能性を今回の感染騒動は如実に指し示してもいるのである。……ともあれ今は1日も早い終息へと向かう事を祈るのみである。

 

 

 

 

 

 

 

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